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飛蚊症に気づいたら
飛蚊症と自覚をしたら、眼科で検査を受ける必要があります。
しかし、「眼の検査」と聞くと、
「どんなことをされるんだろう?」
「痛みがともなう検査なのか?」
「検査費用はいくらかかるのだろう?」
など、心配なことがあると思います。
これらの点について、実際に飛蚊症で、検査経験もある管理人が、
「なぜ検査が必要なのか?」
「検査の内容とは?」
「検査の費用はいくらかかるか?」
などに項目に分けて解説します。
飛蚊症の検査はなぜ必要なのか?
「視界に糸くず状や虫状、ほこりのような黒い浮遊物が現れるようになった。」
これは飛蚊症の症状です。
繰り返しになりますが、飛蚊症になったら検査を受けることが大切です。
飛蚊症には、
- 生理的な原因で起きる
- 病的原因で起きる
この2つの原因で症状が現れます。
そして、病的原因の飛蚊症の場合、早急な治療が必要なことがあるのです。
放置しておくと失明に至ることもあります。
ですから眼科での検査が必要なのです。
飛蚊症の検査
飛蚊症の検査は、まず最初に視力検査、眼圧検査をおこないます。
そして、散瞳眼底検査(さんどうがんていけんさ)がおこなわれます。
散瞳眼底検査とは、目薬で瞳孔を開き眼底、網膜を詳しく観察する検査です。
検査の流れは、
瞳孔を開くために散瞳薬(さんどうやく)という目薬を点眼します。
15分から20分くらいで瞳孔が開きます。
目薬に副作用はありません。
瞳孔が開いたら、眼科医による精密な眼底検査がおこなわれます。
様々な角度から光をあてて、眼球内部、網膜を細かく観察します。
検査には痛みはありません。
ただし、眼球に直接光をあてられるので眩しさに耐える必要があります。
検査の時間は5分から10分程度。
その場で、網膜に異常が「有り」「無し」が診断結果がでます。
散瞳眼底検査で発見される眼病は、
- 網膜裂孔
- 網膜剥離
- 眼底出血
- ぶどう膜炎
- 黄斑変性症
- 糖尿病性網膜症
などです。
これらの眼病が原因で飛蚊症の症状が現れていることがあります。
網膜に異常が無く、飛蚊症の原因が「生理的なもの」と診断された場合は、特に心配はありません。
しかし、網膜に異常が発見され眼病の影響で飛蚊症が起きている場合は、早急な治療が必要になります。
眼科医からは、治療や手術の必要性の説明があるでしょう。
散瞳眼底検査の注意
散瞳眼底検査では、開いた瞳孔が正常にもどるまでに4時間〜5時間はかかります。
この間は、ものが非常に見づらくなります。
日中では、とても太陽が眩しく感じられます。
夜も、車のヘッドライト、信号、LED照明がとても眩しく感じます。
したがって、車の運転は大変危険です。
ですから、飛蚊症検査で眼科を訪れるときは、徒歩で眼科に行かなければなりません。
また、LEDの影響でパソコンの画面も非常に見づらくなるので仕事でパソコンを使う方は、就業後または休日に検査を受けることをお勧めします。
飛蚊症の検査費用
飛蚊症の検査は保険が適用されます。
両眼の検査で初診料込みで2000円くらいです。
もしかしたら、あなたの眼が危険にさらされているかもしれません。
決して高額な費用ではないので、この際に眼の精密検査として受診されるのがいいでしょう。
飛蚊症検査のまとめ
飛蚊症の検査では、眼底、網膜を観察する散瞳眼底検査がおこなわれます。
この飛蚊症の検査には痛みはありません。
ただし、検査後数時間は視界が見づらくなるので、車で検査に行くことはできません。
また検査費用も保険適用で2000円くらいです。
あなたの眼を守るための費用としては、高い金額ではありません。
飛蚊症を自覚して不安に感じているのなら、できるだけ早急に眼科で検査を受けてください。
ほとんどのケースが生理的な飛蚊症です。
また、もしかして眼病が原因で飛蚊症が発症しているとしても、早期であれば治療の選択肢もあるので悲観的になる必要はありません。
何事にも言えますが、早期に検査を受けることが大切です。