必見!どうしても治したい人へ!飛蚊症の治療方法とは?

目次

飛蚊症は治療できるの?

飛蚊症には生理的な原因と、病気が原因で発生する場合があります。

病気が原因で発生している場合は早急に治療に入りますが、生理的な飛蚊症は特に治療をおこなうことはありません。

生理的飛蚊症の場合、眼科医からも特別に治療法を提示されることもなく、
「そのうち慣れますよ。」
「あまり気にしないようにしてください。」
これくらいのアドバイスがあるだけです。

経過の観察は必要ですが、基本的には放置ということになります。

しかし、視界の中をウロウロと浮遊する黒いものは、うっとおしいばかりです。
飛蚊症のせいで綺麗な景色を見ていても、がっかりすることもあります。

「できることなら治療して治したい!」
飛蚊症に悩むあなたなら、そう思いませんか?

では、

「飛蚊症を治療する方法はあるのか?」
「治療費はいくら?」
「安全な治療なの?リスクはあるの?」

このような疑問にお答えしながら、飛蚊症の治療について解説します。

レーシックは飛蚊症を治療できる?

エキシマレーザーという器具を使って視力の矯正をするレーシック手術では、飛蚊症を治療することができません。

よく、
「レーシック手術で飛蚊症の治療ができますか?」
という質問があります。

しかし、残念ながらレーシックで飛蚊症は治せません。

そもそもレーシック手術とは、近視や乱視等の原因である角膜の屈折異常の矯正をするための手術です。
角膜を屈折をレーザーで矯正して、光の乱反射を正常に戻し網膜にピントが合った状態で像を結びつけることを可能にする手術です。

飛蚊症は角膜の異常とは関係がなく、そもそもその奥にある硝子体の問題です。
したがって、レーシックでは飛蚊症は治療できないのです。

硝子体手術(しょうしたいしゅじゅつ)による治療

飛蚊症を治療する方法として、硝子体手術があります。
しかし硝子体手術は、術後リスクが非常に高いため、あまりおこなわれていません。

硝子体手術は元来、網膜剥離や黄斑変性症、糖尿病網膜症などの失明の危険があるときにおこなわれる手術です。

飛蚊症の硝子体手術とは、飛蚊症の原因である硝子体の濁り、または硝子体自体を取り除くものです。

手術の方法は、角膜の横に小さな穴を3箇所開け、そこから極めて細い器具を眼内に通し、硝子体の混濁(こんだく)を硝子体とともに切除します。

しかし、完璧に飛蚊症が完治する保証はありません。
逆に白内障、感染症、眼底出血、網膜剥離などを併発させるリスクが高く、日本では硝子体手術をおこなう眼科は極めて少ないのが現状です。

手術も保険適用ではないので、高額な費用が必要になります。

硝子体手術より安全なレーザー治療

硝子体手術より安全な飛蚊症の治療方法として、海外では以前よりレーザー治療がおこなわれていました。
日本ではレーザーによる飛蚊症の手術はおこなわれておらず、手術を希望する患者さんはアメリカなど海外に渡航して受けていました。

しかし2013年から日本でもレーザーによる飛蚊症の治療ができるようになりました。

飛蚊症のレーザー治療はこちらで詳しく解説します⇒

免疫力の向上が飛蚊症の治療につながる!

飛蚊症の原因は加齢や活性酸素による硝子体の酸化です。(詳しくは”飛蚊症の原因“を参照)
私たちの体には、もともとは酸化を防ぐ免疫力が備わっています。

しかし免疫力は多くの人の場合、食生活の乱れにより低下している傾向があります。

免疫力を向上させるためには

1腸内環境を整える

発酵食品、食物繊維を豊富に取り入れることで腸内の細胞バランスを改善します。
ほかにもポリフェノール、EPAなども腸内環境を整えてくらます。

2ビタミンA、ビタミンEの摂取

タンパク質とともに、細胞を機能を保持する働きがあります。

私たちのカラダは「食べるもの」で形成されてます。
これらを普段の食事から摂り入れ、免疫力を改善するカラダの治療が飛蚊症の改善にも期待ができます。

飛蚊症と付き合っていく

飛蚊症は、その視界に映る浮遊物のせいでストレスがたまったり、生活の質が落ちてしまうかもしれません。
しかし、生理的飛蚊症は基本的には放置していても、失明などの大きな問題はありません。

硝子体の濁りが自然に消えることはありませんが、あなたの知覚が薄くなることもあります。
中には「治った?」と思うほど改善する人もいるようです。

ですから、リスクのともなう飛蚊症の治療をするよりは、免疫力を高める生活を摂り入れたり、
「飛蚊症と付き合っていく。」
というスタンスで生活を送られることをお勧めします。

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